「あんま」へのこだわり。
最近「あんま」という言葉を耳にしなくなりましたが、運動器官調整法のルーツは古法あんまにあると聞いています。
昔は腕の良いあんま師が多くいたそうですが、明治期に西洋医学が中心となって行く流れの中で、東洋医学がないがしろにされて、あん摩の技術も失われてゆく時代があったそうです。
その頃に腕の良いあんま師は財閥のお抱えになる事で生き残り、その技術を後世に伝える事ができたようです。
お抱えとして修業をしていた人達の中で運動器官調整法というのを考えだした方がいて、その技術を受け継いだ私の師匠がその技をさらに発展させて行ったように、私も次の時代に引き継ぎ、人材を育てさらにこの運動器官調整法の技術を発展させていきたいと考えています。
院名には「はりきゅう」も入っていますが、鍼灸の施術は私が必要と判断した場合を除き基本的には使いません。
何故なら掌・指圧による施術の中に鍼・灸に使われる経絡・経穴・気の流れなどの理論も取り入れられているからです。
